冬眠とは寒い時期や餌の取れない時期に一定期間、健康な状態で体温と代謝を制御できることです。
自然と冬眠できるのは、シマリスやヒグマなど限られた動物のみで、これまで冬眠のメカニズムについては
詳しいことがわかっていませんでした。
もし人間が冬眠することが可能なら、体温と代謝を制御することで老化現象を遅らせることが出来るので
若い細胞のままで未来に行くことができます。まるでSFの世界ですね。
臓器保存も可能になる人間も冬眠することができる将来
筑波大学は人間が将来冬眠できる可能性があるという研究結果を発表しました。
どのような実験かというと、自然界では冬眠することのないネズミやラットの特定の神経を刺激することで
冬眠状態にすることに成功しました。
特定の神経は哺乳類が多く保存してるため、将来人間も人工冬眠が可能になる可能性があります。
人工冬眠のメリット医療に革命的な進歩をもたらす
・失病や外傷で酸素供給の低下が致命的となってしまう場合に冬眠状態を誘導できれば、
低酸素状態でも問題なく搬送や治療ができる
・組織の低代謝誘導による再生臓器の保存(ストック)が可能
・長期動けない状態でも筋肉が衰えないため寝たきり老人の筋萎縮の治療が可能
・長期間人工冬眠が可能となれば、現時点で治らない疾患も医療の発展を待って
最新治療を受けることができる。
人間の宇宙進出に貢献
将来人間が宇宙に進出し長距離の星へ行く場合も、人工冬眠が可能であれば
長期動けない状態でも筋肉が衰えないため問題なく宇宙旅行が可能
まとめ
筑波大学の研究により人間が人工冬眠できる可能性がある
人工冬眠が可能となると医療分野でも宇宙進出においても多大なる可能性がある