コロナウィルスに有効な薬として緊急事態宣言の会見で
紹介されていたアビガン
有効な薬があるということは大変うれしい話ですが、薬には副作用がつきもの。
もちろんアビガンにも副作用があります。
今回はアビガンにはどのような副作用があり、どのようなリスクがあるのか。
また、アビガンを服用するとどれぐらいで回復へ向かうのかご紹介します。
アビガンの副作用
日本では動物実験の段階で「催奇形性」の副作用リスクが確認された
妊娠している女性に投与する場合胎児に影響があるということだ
今まで常備薬としては承認されてるが広範囲で使用したことがないため
持病や特異体質の人に投与した場合の副作用についてもわかっていない。
アビガンを服用するかしないかの選択
アビガンは感染から6日以内に投与すればウィルスは消滅し早期回復に向かうが、
重症化してから投与しても効果はあまり得られない
そのためアビガンを投与するなら早い段階になる。
「催奇形性」の影響を受けやすい年代へはリスクを説明し承諾を得るのだが
慎重に厳重にしなければならない
アビガン開発者は旧富士化学
アビガンは旧富士化学が1990年代から開発を進めてきた薬。
抗インフルエンザ薬として試験をしていたが、アメリカが開発した
タミフルというライバル薬が先に市場を出回った。
そのためアビガンが出遅れたことと資金不足のため試験は中断された。
しかし現在新型コロナへの効果が期待できるという結果が確認され
改めて注目されている
アビガンの効果
実際にどのくらいの効果があるか数字で確認できるものがあるので
ご紹介します。
武漢中南大学病院での試験結果
アビガン薬と抗HIV薬
アビガン薬と抗HIV薬との効果比較中国での効果
武漢中南大学病院でアビガン投与グループ116人とアルビドール
投与グループ120人で比較したところ
アビガン回復率71.4%アルビドール投与55.9%だった
深圳第三人民病院での試験結果
深圳第三人民病院では
アビガン投与グループ35人とコロナウィルスに効き目があるとみられている
抗HIV薬投与グループ45人で比較したところ、新型コロナウィルスが
消滅した期間はアビガン投与グループは4日、抗HIV薬は11日であった。
胸部の改善率はアビガン「91.4%」抗HIV薬は「62.2%」
という結果がでており、アビガン薬のほうに効果が出ている。
男性と女性の感染率
世界中で男性と女性で感染率に差がでているようです。
男女差が出る理由はなぜなのでしょうか。
男性と女性どちらが感染しやすいのか
感染率 中国:男性65%女性35%
死亡率も男性のほうが高い
他国についても比率は多少違えど男性のほうが割合が多い
男性と女性の感染率や死亡率に差が出る理由
男性は女性と比べると手洗い、うがい、身の回りを清潔に保つことに気を利かせる人が少ない。
また飲酒や喫煙率が高いことが原因ではないかと言われている。
しかし確証となる根拠がないため断言はできない。