登山やハイキング、裏山に山菜を取りに行ったり、畑作業している時にクマに遭遇し襲われ大怪我をした
と言うニュースは後を経ちません。
環境省が2000~2003年度に行なった調査によると、北海道の約55%の地域にヒグマが、
本州の約45%の地域にはツキノワグマが生息していることがわかっています。
つまり日本の国土の半分の面積には、クマが生息していることになります。
あなたは近代化が進んでいる日本の、こんな広い範囲にクマが生息している事を知っていましたか?
今回はクマに遭遇した場合死んだふりをするとクマに襲われることなく助かるのかという事について調べました。
見出し
クマに遭遇した場合死んだふりをすれば助かるのか
山中などでクマに遭遇した場合、死んだふりをすれば助かるのでしょうか?
答えは、とても運が良くない限り助かりません。
正確にいうと死んだふりをした場合、クマの爪や牙で襲われる可能性が高いです。
北海道の研究によると、クマの攻撃は30秒から1分程度で終わるので、
短い時間耐えることも一つの方法だそうです。
しかし意識がある状態で、果たしてクマの攻撃に耐えられるでしょうか?
痛いし怖いし無理ですよね。
ではどうすればいいのか。。。
クマに遭遇した場合の対処方法
クマに遭遇した場合、襲われずに対処するにはどのようにしたらいいのでしょうか。
北海道でクマに数十回遭遇し、生還された方が推奨している方法をご案内します。
クマに遭遇することを前提とした準備
・クマに遭遇する可能性がある場所へ行く際には、準備として鉈(ナタ)とホイッスルを携帯する
・クマに遭遇しなくても時々ホイッスルを鳴らすことで音が山にこだまし響き、クマに遭遇することを予防します。
・万が一クマを見つけ、クマがこちらへ寄ってきそうな場合は穏やかな声でホッホッホッと声をかけると立ち去って行く。
成獣のクマはだいたいこのような対応を人にするそうです。
立ち去らない場合は大きな声でホッホッホッと声をかけ、クマの動きを見ながらこちらから立ち去る。
・もし近づいてきたらクマの目を見ながらドスの聞いた声で「コラット!」と何回か言います。
人の方が強いということをクマにわからせるためです。
なかなか立ち去らなくても何回かいうと立ち去るようです。
クマが襲ってきた場合には鉈(ナタ)で応戦することを頭に置いておきましょう。
応戦したら余計に反逆されるのではないか
北海道の統計によれば、無我夢中で応戦した方が生還率が高いそうです。
実際応戦することになってしまったら怖いですが、じっとしてなすがままという訳にもいかないですよね。
クマ除けガススプレイは効果があるのか
唐辛子を主成分としたクマ除けガススプレイは、3メートル以内に接近した所で噴射しないと効果はありません。
瞬時に襲われた時や、くまが風上にいた時には向かないのです。
少しでもガス成分を吸ってしまうと呼吸できなくなるし、自分の皮膚にかかると炎症します。
ガス成分が目に入ると目が開けられなくなくなってしまう危険もあります。
まとめ
・クマに遭遇した場合、死んだふりをしても助からない可能性が高い。
・日本の国土約半分にはクマが生息している。
・クマの生息地に行く場合には遭遇した時のことを考え、ホイッスルと鉈(ナタ)を準備しておく。
・ホイッスルを時々鳴らしクマと遭遇しないようにする
・クマと遭遇した場合は段階的に声かけし、様子をみる。
・クマに襲われたら、鉈(ナタ)で応戦する
・クマ除けガススプレーを使用する際はクマとの距離や、風向きに注意が必要
・クマに遭遇した場合の対処法をいろいろ案内しましたが、相手は動物なので必ずしも
こうやったら助かるという絶対的な答えはありません。
あくまで実際にクマに遭遇し、生還した人の経験談をまとめた内容ですのでご了承ください。